Interop Tokyo 2006:気になるアプライアンス

昨日に引き続き「Interop Tokyo 2006」会場より。まず気になったアプライアンス製品を二つほど紹介したい。相変わらずInteropのメインストリームから離れているが、それは気にしないでおく。

まず、ぷらっとホームから。ぷらっとホームをこの会場で見るのは意外だったが、ソフトイーサとの共同出展のようだった。昨年末の秋葉原店舗の閉鎖と前後して、OpenMicroServer等のオリジナルの商材を中核とした戦略にシフトしているが、その一環としてソフトイーサとの提携で実現したのがPacketiX BOXシリーズである。これは、ぷらっとホームオリジナルのマイクロサーバ「OpenMicroServer」にソフトイーザの「PacketiX VPN 2.0」を搭載したVPNアプライアンスサーバである。

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Plathomeブース

このような経緯もあってInteropへの共同出展の流れとなったのだと考えるが、PacketiX BOXよりも大きく目立ったのは、ブースの隅に置いてあったGoogle Search ApplianceとGoogle Mini。言わずと知れたGoogle検索エンジンをそのまま企業内のドキュメント検索に適用した検索アプライアンスである。

2Uサイズで黄色筐体が異様に目立つGoogle Search Applianceは数年前から存在していたが、1Uで青色筐体のGoogle Miniは最近になって販売開始されたもの。今であればデザインだけで買ってしまう人間がいそうな筐体であるが、実際に間近で観察するとかなり無骨で手作り感が漂っている。Googleは幾つかのサプライヤーから部材を調達し、それを組み立てて両アプライアンスを製作しているようだが、それが手作り感を演出しているのかもしれない。ただ、つい昨日に飛び込んできたニュースによれば、今後は自社組み立てをやめてDellのIAサーバ「PowerEdge」を検索アプライアンスのハードとすることが決定されたようだ。Dellモデルの投入時期は分からないが、ひょっとしたらこのデザインもそんなに長くはないのかもしれない。


googlexen

Googleの検索アプライアンス
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両アプライアンスの基本機能はもちろんGoogle同様の検索エンジンであるが、Microsoft Office、zip等の圧縮形式、様々な画像形式等の220種類を超えるファイル形式に対応し、XSLTスタイルシートによる検索結果表示のカスタマイズはかなり柔軟に見える。1台手元に置いていじってみたいところだ。2UのGoogle Search Applianceに
関しては、Google Miniにはない幾つかのシングルサインオンシステムと連携した検索結果のアクセスコントロール等の機能も追加されている。両アプライアンスともに
ドキュメント数によるライセンスモデルとなっており、Google Miniは最大30万ドキュメント、Google Search Applianceは最大300万ドキュメントとなっている。小さな企業内であればGoogle Miniで構わないだろう。

もう一つ変わったアプライアンスを紹介すると、セキュリティパビリオン内の物産ネットワークスブースに置いてあったA10 Networks社のIDSentrie 1000。

物産ネットワークスのブースは1.5m幅の一番小さなサイズであり、昨日のニュースになっている米Lancopre社のネットワーク不正検知・防御システム「Lancope StealthWatch」といっしょに狭いブースでひしめくように置いてあったのだが、実はInteropで毎年選んでいるBest of Show AwardにてLancope StealthWatchはネットワークセキュリティ部門、A10 Networks IDSentrie 1000はネットワークマネジメント部門のそれぞれ今年度のグランプリを受賞した。昨日の表彰式には私も出席していたのだが、「物産ネットワークスのブースはあったけか…」と不思議に思っていたら今日やっとブースを発見したという次第。


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A10 Networks IDSentrie 1000
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肝心の製品の紹介に移ると、A10 Networks IDSentrie 1000は一言で言えば、個人ID認証とアクセス管理をとにかく統合しまくったセキュリティアプライアンスとなる。RADIUSによる認証/アクセス制御、アカウント集中管理、ユーザーセルフヘルプ/パスワード同期、IDイベント収集、LDAPプロキシ、DHCPサーバの各機能が統合され、複雑化しているID管理をシンプルというのがコンセプト。IDは各種LDAP製品、Active Directoryに加え、Solaris, Red Hat, MacOS Xをサポートする。IDの管理をシンプルにかつ統一的なパスワード管理を実現し、多くの認証プロトコルのサポート、Firewallやスイッチ等のネットワーク機器のログからユーザID情報を付してレポートを行い、ネットワークアクセスのユーザIDベースの管理も可能となっている。

物産ネットワークスでは、A10 Networks IDSentrie 1000のフリートライアルキャンペーンを7月31日まで行っているようだ。

ということで、2点の紹介を終了。明日は既に体力がもたないかもしれないが、何か考えて書いてみるつもりだ。

Interop Tokyo 2006特集はこちら

佐渡 秀治 について

President & CEO, OSDN K.K.
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