Red Hat Enterprise Linuxのクローンベンダー

「CentOS」のGoogle検索でこの日記にたどり着いている方が結構いるのは何故だろう、と思ってたが、以前にCentOSが商標のクレームをRed Hatから受けたときにここに書いていたようだ。

ちょうどよくITmediaにRed Hatクローン、相次いで襲来か?という記事が出ているが、Red Hat Enterprise Linux (RHEL)のクローンはDistroWatchでも13個となってるように、いつの間にか結構な数となっている。記事では「Red Hatは、自社の最新製品の商標を保護するために難しい対応を迫られている。」と書かれているが、Red Hatは商標は保護するという単純な姿勢をずっと貫いているだけなので特に難しい問題というわけではない。Red Hatのサブスクリプションを払うのが嫌でクローンを使うのなら、当然Red Hatのサポート対象にはならないわけだが、それを割り切って使うならそれでいいことだし、そのような需要があるならこの手のモデルは出てきて当然だろう。記事中でもPie PoxとCentOS側の人間のコメントが引用されているが、両社とも自分達の役割を認識して割り切っているようなので、なかなか気持ちよい。

ただ、これを利用する側には注意が必要なのかなとちょっと思う。一般のユーザならまあ割り切って使うのだからそれでよいのだろうが、例えばシステム構築やホスティング等にて顧客にはRHELでサービスを提供していますと言っておきながら、実はCentOSでしたという状況が起きる可能性もないわけじゃない。まあ、そーいう事例は知らないので、このへんは正直ベースにビジネスが進められているのか、あるいはそもそも割り切って使うようなユーザしか使ってないのか、どっちかなのかな。

佐渡 秀治 について

President & CEO, OSDN K.K.

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