matz氏とoswayについて話す

一昨日、matz氏がoswayの講演に突っこみを入れているのを発見し、他の要件もあったのでついでにメールでやり取り。下記は最初のメールの抜粋。やり取りしている間にslashdot.jpでストーリーになっていることに気付く(3日遅れぐらい?)。自分が運営しているSlashdotに突っこまれるのも不思議な感覚だが、さすがにSlashには今からいちいち書くのは大変過ぎるので、matz氏とのその後の議論の内容も含めて、ここで少しずつ何を言いたいのか書いていくことにしよう。このページはまだ正式オープンではないはずだが、既に結構見られてるようだし。

ちなみに、いきなりORCAについてだけそれなりに細かく書いているのは、単にその点に関して1件だけが直接私のところに問い合わせがきたので、matz氏にメールを書いた時にその感覚が残っていたからというぐらいなものです。このメールも一昨日jlc日記に置いときますとmatz氏には言っていたのだが、ちとデスマーチ気味ということで。

Date: Mon, 6 Dec 2004 12:07:55 +0900
From: Shuji Sado
To: matz
Subject: ガラパゴス

さどです。

http://www.rubyist.net/~matz/20041202.html の件ですが、「グローバルに出ろ」とだけという単純な結論を述べたわけではないですよ。この記事はうまく煽れた(メディアにとって)いい記事なんでしょうけど、ちと私が取り上げて欲しかったところとはずれてますね。他にも取り上げやすそうな発言をしてたのですが、それが抜けてますかね。

http://japan.linux.com/opensource/04/11/30/1522248.shtml
http://japan.linux.com/opensource/04/12/01/1531248.shtml
http://kmuto.jp/d/?date=20041202#p03

まず、このあたりを読むことをおすすめします。武藤さんの記事はまあおそらく世に出てる記事では一番正確かと。私の講演は後半のVAとしてやってることを話した部分を全部抜かれているので半分だけですがね。「ここからはスポンサーセッションです」と言ってしまったので、どの記者も抜いたんだと思いますが、結構前半とつなげてたつもりなので、取り上げてほしかったと思ってます。

あと、記事に使われてる発言はニュアンスは微妙に変えられていますがまあ許容範囲として、この発言だけは違いますねぇ。

「おごちゃんこと生越昌己氏が進めていた日本医師会のORCAプロジェクト などは改めて学ぶ点が多いのではと思う」(佐渡氏)

これは経産省の自由競争促進のためというスタンス的には、直接プロジェクトに金を投下する今のやり方はどうなんよ? ということもあるし、評価の仕組みが十分ではないなぁとか、OSSにするのなら金の投下が終わった後のお守りをどうするとかいろいろ問題があるかね、という話をしたときに「開発ではなくクローズドな仕組みなりシステムなりの仕様、規格を公開して、OSSでもクローズドでも実装を自由に作れるような環境を推進する方が経産には期待する」という話の時に「んー、ogochanのやってたORCAってありましたが、プロジェクトがうまくいったかどうかは別として、発想はよかったですね」とボソっと発言しただけですね。

(以降、別件)

佐渡 秀治 について

President & CEO, OSDN K.K.
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